高校生がワンダーファイ代表 川島にインタビュー:子どもたちの未来を拓く教育の可能性

先日、ワンダーファイ宛に高校生から「将来の夢を具体化するために、川島さんに直接質問させてほしい」という1通のメールが届きました。
何か子どもたちの将来のために役立てることがあればと、今回のインタビューが実現しました。
※ご本人と学校にも許可をいただき、掲載させていただいています。

未来を見据える高校生との出会い

問い合わせをくれた福山さんは現在高校3年生。“子どもたちの幸せを実現する大人”になることが将来の夢。

高校生活でも、将来の夢のために学ぶ時間がとても楽しいと話してくれました。中でも、探求授業の一環でカンボジアに行った体験が印象的だったと問い合わせ時のメールにも記載してくれていました。

−−−メール抜粋−−−
探究活動では、カンボジアに行った経験をきっかけに、“貧困地域の子供たちがおもちゃで遊べ、またこの遊びを通して貧困脱出を可能にする世界”を実現したいと思い、「知育玩具と学力」をテーマに研究を行いました。研究結果より、幼少期の知育玩具での遊びが学力に関わっていることが分かりました。

もし、知育玩具が貧困のサイクルを断ち切るきっかけになるのであれば、貧困地域の子どもに知育的な遊びを提供することに意味があると思い、その方法としてスマートフォンや、タブレット端末でのアプリケーションが有効な手段なのではと考え、ベンチマークを行う中で貴社を知り、今回問い合わせをさせていただきました

弊社もカンボジアに拠点があること、知育的な遊び=知的なわくわくを提供することを最も大切と考えているところに共感し、問い合わせてくれたことを嬉しく感じました。

福山さんがワンダーファイを知ったきっかけは、思考力が育つ知育アプリ「Think!Think!(以下シンクシンク)」がユーザー数300万人を誇る実績のある会社だったこと、そして自身の目指す方向と重なる部分が多かったことでした。福山さんは「先にやられてて悔しい!」とも感じたそうですが、同時に「どんな会社なのかもっと知りたい」と強く思ったそうです。それほど、自分の夢とワンダーファイの取り組みが一致していることに驚きと喜びを感じてくれていたと話してくれました。

教材開発において大切なことは「子どもファースト」

インタビューは、福山さんからたくさんの質問をいただき、ワンダーファイの子どもたちに対する思いや、知育に対する向き合い方などを約1時間ほどお話させていただきました。 インタビュー内容が、彼女の大切な資産として将来の夢を実現する一助となってくれていたら嬉しいです。

福山さんにインタビュー後に話を伺い、1番印象的だったのは、川島が「何を作るにしても、子どもたちの幸せを第一に考えている」と語ったことだと話してくれました。
インタビュー前は、「シンクシンク」の実証実験結果で算数の成績やIQが向上したという記事を見て、学力を重視した教育アプリを開発している会社だと思っていたそうです。
しかし、実際に話を聞いてみると、大切にしているのは「子どもたちに楽しんでもらいながら、知的好奇心や意欲を刺激できるか」に注力していることだとわかったそうです。福山さんは事前に調べてインタビューに臨んでくれましたが、「直接話を聞かないとわからないことがたくさんあると学びました」と語ってくれました。

さらに、インタビューを通じて、子どもたちに遊びを通じて学びを提供するポイントについて多くの発見があったそうです。中でもワンダーファイの教材開発における細やかな工夫に感動したと彼女は語ってくれました。例えば、子どもたちが集中できる時間を考慮し、文字を使わない設計や、視野の広さや色の感じ方にまで配慮している点が印象的だったといいます。


「シンクシンク」は、問題の説明は動画。やり方をしっかり見てから、というよりは「楽しそうだからまずはやってみよう!」という意欲を大切に、挑戦する中で「こうすればいいんだ!」「こっちのほうがうまくできそう!」など、子どもたちが自ら発見していくことが素晴らしい体験だと考えています。

教材の説明は文字なしでもわかるように動画で!

1問3分と時間制限があり、1日3問挑戦したら今日の分は終了※と「もっとやりたかったのに!」となる子どもたちに、「また明日も挑戦するぞ!」と継続する楽しさを味わってもらう時間設計にもこだわっています。
コースによって変わります。

また、「シンクシンク」だけでなく、遊び感覚で学ぶSTEAM通信教材「ワンダーボックス」も、できるだけ文字を使わずに動画で説明するなど、子どもたちが満足感を得られる内容設定を意識して制作しています。
ワンダーボックスは、毎月10種類ほどの教材をお届けしているため、子どもたちによって取り組み方は様々。そのため、ご家庭で調整できるように時間設定ができるようになっています。

ワンダーボックスは、ユーザーごとに時間設定が可能です。

「こうした工夫があるからこそ、子どもたちが楽しみながら学べるのだと実感した」と福山さんは話します。

Editor’s Note

今回のインタビューで、高校生の福山さんが未来を見据えたビジョンと具体的な行動に感銘を受けました。彼女の「子どもたちの幸せを実現する大人になりたい」という夢は、カンボジアでの経験から生まれ、貧困地域の子どもたちにも教育の機会を提供したいという熱意に溢れています。

福山さんとの対話を通じて、改めて「子どもたちが自ら考え、発見する喜びが学びの大きな一歩である」と実感しました。私たちも「シンクシンク」や「ワンダーボックス」などを通じて、子どもたちが楽しみながら学べる機会を提供し続け、彼らの未来を明るくする一助となるよう努めていきます。素敵な出会いに感謝します。

 

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ワンダーファイ

「世界中の子どもが本来持っている知的なわくわくを引き出す」をミッションに、思考力・STEAM領域の教材・知育アプリ・知育書籍などを制作する会社。150ヶ国300万ユーザーを持つ「シンクシンク」、デジタル・アナログを組み合わせたSTEAM通信教材「ワンダーボックス」など。